ウィーンはMQ周辺探索、モーニング〜美術館〜モーツァルトコンサートまで

降水確率90%という iPhone の表示を見てほんまかいなと朝イチ窓の外を見ると、それはそれは見事な雨。
昼過ぎまでやまないということでなかなか足を伸ばす気にもなれず、ひとまず本日はウィーンはリングの少し南側のエリア、MQ近辺をぶらり観光しました。

スーパーマーケットSPARで傘を購入

まずは傘を仕入れる!
日本のようにしとしとと降り続く雨の中、とにかく傘が無いことにはなんにもならないので、近所のSPARで傘を購入。ウィーンのそこら中で見るスーパーマーケットの一つで、ちゃんとレジそばに傘も売っています。

そして朝食はHealth Kitchenでベーグルを


朝食は Frühstück(フリューシュテュック)、Bagel mit Avocado をいただきます。
カフェラテはこんな具合に丁寧にシルバーのお盆でやってくる。毎度お決まりのセットです。


場所は何でもあるショッピングスストリートである Mariahilferstraße から並行に走る北側の Lindengasse から少し入ったところ。
このあたりは朝から人通りもあって、SIMカードを買ったりラジバンダリで何かと知っておくと便利なストリートかもしれない。
当のお店は朝9時からオープンなので、少しゆっくり目の朝食といったところでしょうか。



クラフトマンシップ溢れるチリ人オーナーのATELIER 80

Health Kitchen から歩いて10分くらいの場所にあるオールハンドメイドアクセサリーショップのATELIER 80はとてもおすすめ。
各種金属を丁寧に処理したピアスや指輪がとてもかわいい。
それもそのはず、チリ人の Ricardo が南米で伝統的に使用されてきたシルバーアクセサリーのインスピレーションを使って一つ一つ手で作り上げた作品たちなのだ。


とってもフレンドリーなRickey。アルペンの高山茶まで出してくれて、いろんなお話を聞かせてくれました。
インスタグラムでも彼の作品をみることができます。@ricnavar



MQはレオポルト美術館でオーストリア至極の画家作品を見る

ミュージアム・クォーター(MQ)は、主な施設として、レオポルド美術館(シーレ、クリムトのコレクション)、近代美術館ウィーン・ルードヴィッヒ財団、クンストハレ、そしてフェスティバルホールE&G(ウィーン祝祭週間、ダンスセンター)で構成されている。
無類のシーレファンの私は今回も観覧。
ただ日本で目下ウィーン展をしている中だったのでおそらく作品の数は少ないだろうと思いきや、うん、そのとおりで確かに少なく。
しかしがっかり以上にオスカー・ココシュカの作品を多く見ることができたのがとてもよかった。


ココシュカの自画像。向こうに見えるのはエルベ川で、左に見えるのは彼が愛した女をかたどった人形。
美人で自由奔放なアルマという女性を愛してしまい、彼はその愛の深さから大変嫉妬深く、第一次世界大戦に出兵しているさなかに彼女は他の男性と結婚。
戦争で追った怪我とPTSD、更にはアルマがそばにいないことが相まって精神不安になり、人形を作らせたとのこと。
なんとも筆舌に尽くしがたい状況が彼を襲ったわけですがそのタッチは凄みがあって、さすがクリムトが見出した画家の一人と納得してしまう、そんな作品たちでした。


ウィーン分離派(ゼセッション)のポスターたち。
CDはクリムトでしょうか。いいデザインがとても多いです。なおシーレもココシュカもこれには属していませんでした。


夜は20時からモーツアルトコンサートへ


Wiener Musikverein で定期的に行われるコンサート、基本的には観光客向けなので、個人的には Annakirche(地図はこちら)で行われる室内楽の方を進めたい。
ただ月曜となるとそもそも公演が少なく、チケットも手に入れられないこともあり、まさに今回はその例だったわけです。
立ち見15€、S席で280€、私はバルコニーセンター席で50€のチケットを購入しました。
予約はこちらからどうぞ!(日本語)