アユタヤはワット・ヤイ・チャイ・ モンコン。金箔の仏像、日本にはない敬虔な仏教徒の祈りを知る

ここでもう少しワット・ヤイ・チャイ・ モンコンの寺院について掘り下げてみる。
前回の記事にもかいた、急勾配の階段を登り中に入ると不思議な空間が広がっており、中央に位置した井戸を中心に、8体の仏像がぐるりと半円を描いて置かれている。
そしてどの仏像も2センチ四方の金箔がペタペタと貼られ、入り口から差す光にその体を輝かせているのだ。


穏やかにアルカイックスマイルを浮かべる仏像は、そのありがたいお姿をより輝かせ感謝の気持ちを表すために、参拝者の手によって金箔が貼られるそうで…そのお値段20バーツ。多くの参拝者がペタペタとそれを貼っていく。

この金箔を貼る習慣はここの寺院だけでなく、アユタヤの至る所で見かけることが出来ます。
ここからはガイドさんから聞いた話なのですが、タイのみなさまは本当に敬虔な仏教徒で、自らの財も惜しまずこういった寺院に寄付をすることも多いそうだ。
ある人はこの金箔をこれでもかと買って、子どもたちとペタペタと張り回ったり、ある人は死に際私財全てを寄付したり。
このガイドさん自身も、あたった宝くじの半分は毎回寄付するそう。
自分は無欲な方だと思ってましたが、そういう話を聞くと頭が上がらないなあと関心したのでした。


寺院からでて周囲を見渡すと、至る所に仏像が置かれてある。
何か舞台稽古の最中のような佇まいの仏像一座。


まるで監督の助言に聞き入っているかのような若手仏役者たち…!とでも言いましょうか。


それでは移動開始です。
次々行かないと間に合わない今回の詰め込みツアー、まだまだアユタヤ内を巡ります。
ワット・ヤイ・チャイ・ モンコンから車で18分、菩提樹に抱かれた仏頭で有名なワット・マハタートと、タイ最大のブロンズ製巨大仏像を持つヴィハーン・プラ・モンコン・ボピットを見に行きます。



wRitzs photos - flickrall photos are copyrighted to Ritz Takada


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